Version 21.6

2022年 3月 23日

一般の新機能

  • 新バージョンは、設定のプロパティの [文字チェック] ページを設定する時、 Unicode 用字Unicode 一般カテゴリ を使用して文字範囲を指定できるようになりました。(EmEditor Professional と EmEditor Free)

  • 新バージョンは、[文字コード値] コマンドで、Unicode 用字と Unicode 一般カテゴリを表示するようになりました。(EmEditor Professional と EmEditor Free)

  • すべての可能な絵文字シーケンスをサポートしました。(EmEditor Professional と EmEditor Free)

  • Unicode 名前データベースを Unicode v14.0.0 に更新しました。(EmEditor Professional と EmEditor Free の両方)

  • 置換表現構文 に \T と \D 表現を追加しました。これらの表現は、異なるフォーマットで表現された複数の日付/時刻を 1 つの日付/時刻フォーマットに変換したい時に役立ちいます。例えば、一致した日付が「2022-03-31」、置換表現が「\Dm/d/yyyy」の場合、結果は「3/31/2022」になります。(EmEditor Professional と EmEditor Free)

  • 置換表現構文 に \Nc、\Nd、\NC と \ND 表現を追加し、 文字列の正規化 を行うことができるようになりました。(EmEditor Professional と EmEditor Free)

  • 新バージョンは、エクスプローラよりファイルを、[フィルター] ツール バーの [フィルター] ボックス、[高度なフィルター]、[連続検索]、[連続置換]、[ファイルから連続検索/置換] ダイアログ ボックスのリスト ボックスにドラッグ ドロップしてリンク ファイルを作成できるようになりました。リンク ファイルには、改行で区切られた複数の検索文字列を含めることができます。(EmEditor Professional のみ)

  • [フィルター] ツール バーの [すべて抽出] ボタンは、ドロップ ダウン ボタンになり、そのボタンをクリックすることによりメニューが表示され、[すべての行を抽出] と [一致した文字列を抽出] コマンドから選択できるようになりました。[一致した文字列を抽出] コマンドは、複数の文字列が一致した場合、各行につき 1個の文字列のみ抽出されます。(EmEditor Professional のみ)

  • 多くの (正規表現や数値範囲でない) 検索文字列が [前の条件との論理和] オプションで結合されている場合、[高度なフィルター] コマンドの動作を著しく高速化しました。(EmEditor Professional のみ)

  • 条件として [... は ... を含む]、[... は ... から始まる]、[... は ... で終わる] が選択されている場合の [CSVの結合] コマンドを大幅に高速化しました。(EmEditor Professional のみ)

  • 多くの検索文字列が定義されている場合、[検索] ダイアログ ボックスで [複数検索] の動作を大幅に高速化しました。(EmEditor Professional のみ)

テスト 結果:

v21.5

v21.6

比較

高度なフィルター

35.5 秒

0.094 秒

378 倍に高速化

CSVの結合

1130 秒

2.81 秒

402 倍に高速化

\* 高度なフィルター: 論理和で結合した 100万個のランダム電話番号、大文字と小文字を区別しない、96.6 KB, 1,000行、ランダム ASCII データ。

CSVの結合: 2個の 19.5 MB、100万行、ランダム ASCII データ CSV ファイル、結合条件: Key1 は Key2 を含む、大文字小文字を区別しない、一意キー無し

すべて: 既定オプション、Windows 11、Core i9-11900K、64GB RAM、2TB SSD。

新しい設定

  • [高度なフィルター] ダイアログ ボックス に [リンク ファイル] チェック ボックスと [追加] ボタンの右に [▼] を追加しました。[▼] の部分をクリックすると、ファイルをリンクとして追加できるようになります。リンク ファイルには、改行で区切られた複数の検索文字列を含めることができます。リンク ファイルは、UTF-16LE (BOM付き)、UTF-8 (BOM付き) または UTF-8 (BOM無し) でエンコードされている必要があります。(EmEditor Professional のみ)

  • [連続検索][連続置換][ファイルから連続検索][ファイルから連続置換] ダイアログ ボックスの [連続へ追加] ボタンの右に [▼] を追加しました。[▼] の部分をクリックすると、ファイルをリンクとして追加できるようになります。ファイルには、改行とタブで区切られた複数の検索文字列を含めることができます (タブは検索文字列と置換文字列を区別するために使います)。[連続検索]、[連続置換] ダイアログ ボックスのリスト ボックスにリンク ファイルが含まれている場合で、[次を複数検索] または [前を複数検索] ボタンを選択する場合、[一致する文字列を数える] オプションは無視されます。(EmEditor Professional のみ)

  • [フィルター] ツール バーの [すべて抽出] ボタンはドロップ ダウン ボタンになり、そのボタンをクリックするとコンテキスト メニューを表示して [すべての行を抽出] コマンドと [一致した文字列を抽出] コマンドから選択することができるようになりました。(EmEditor Professional のみ)

  • [文字範囲] ダイアログ ボックス に [Unicode用字] リスト ボックスと [Unicode一般カテゴリ] リスト ボックスを追加しました。(EmEditor Professional と EmEditor Free)

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ステータス] ページ に [選択モード] 項目を追加しました。(EmEditor Professional のみ)

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [履歴] ページ から [ブックマークはクリアしない] チェック ボックスを削除し、[履歴] ページに [ブックマークを保存する] オプションのための [日間] テキスト ボックスを追加しました。(EmEditor Professional のみ)

新しいコマンド

プラグインの新機能

マクロの新機能

  • Document オブジェクトの Name プロパティ を使用して、文書のファイル名をリネームできるようになりました。文書が無題の場合、ファイルを保存しないで文書のタイトルを変更します。(EmEditor Professional のみ)

  • Document オブジェクトの Filter メソッド に eeExFindLinkFile フラグを追加しました。(EmEditor Professional のみ)