Version 15.8

2016年 2月 15日

一般の新機能

  • CSV セル選択モードが追加され、CSV ファイルの編集がさらに強化されました。CSV のファイルを開いた後、CSV セル選択モードに切り替えると、CSVの区切りを隠して文書が表示され、表計算ソフト (Excel) のように、セル毎にマウスまたはキーボードで選択できるようになります。CSV セル選択モード時、キーボードの右矢印または左矢印キーで、選択セルを左右に移動することができます。マウスでセルをダブルクリックするか、Enter キーを押すか、または [セル編集] コマンドを実行すると、選択セルを編集できるようになります。複数のセルを選択してから [セル編集] を行うと、複数のセルを同時に編集できるようになります。

  • CSV セル選択モードでは、Tab を押して [次のセル] へ、Shift + Tab を押して [前のセル] へ移動します。これらのコマンドと [上に行挿入]、[下に行挿入] コマンドは、既に存在していない場合には、区切り文字を自動的に挿入します。

  • CSV モードに移行時、既定では、[CSV/並べ替え] ツール バーのセル選択ボタン上にバルーン チップが表示されるようになりました。

  • [行カット]、[行コピー]、[行削除] コマンドが複数行選択時にも動作するようになりました。

  • エディタ左端または行番号で右クリックしたときに表示されるメニューに [行カット]、[行コピー]、[貼り付け]、[行削除] コマンドを追加しました。

  • [マクロ] メニューのマイ マクロの一覧上の右クリックで、[編集] などのコマンドを含むメニューが表示されるようになりました。

  • 従来の SHA-1 デジタル署名は、SHA-1 と SHA-256 のダブル デジタル署名に置き換わりました。Windows Vista では SHA-1 デジタル署名が使用され、Windows 7 以上では、SHA-256 デジタル署名が使用されます。

  • セキュリティ向上のため、EmEditor 実行ファイル内の共有セクションの使用を完全に取りやめました。

  • セキュリティ向上のため、アドレス空間配置のランダム化 (ASLR) を有効にしました。

新しい設定

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [CSV] ページ に、[自動的にセル選択モードに切り替える] チェック ボックスと [セル選択ボタン上にバルーン チップを表示する] チェック ボックスが追加されました。

  • 設定のプロパティの [表示] ページの一覧に [CSVセル選択テキスト] と [CSVセル選択枠] が追加されました。[スタイル] ドロップ ダウン リストに [太線] が追加されました。

  • [マクロのカスタマイズ] ダイアログ ボックスの [マイ マクロ] ページの [新規作成] ボタンの名前が [追加] に変更されました。

新しいコマンド

プラグイン API の新機能

マクロの新機能

不具合の修正

  • UTF-16BE (BOM付き) ファイルからの検索で異常終了する可能性があった不具合を修正しました。

  • インストーラーによる DLL ハイジャック脆弱性の修正。

  • [ブックマークを設定/解除] コマンドで、エディタ左端が更新されないことがある表示上の不具合を修正しました。

  • [複数文書をファイルに結合] ウィザードの一覧で、ファイルの順番を変更しても、結合結果に反映されない不具合を修正しました。

  • v15.7 で強調文字列に非常に多くの正規表現を指定すると、動作が重くなることがある不具合を修正しました。

  • 巨大な CSV ファイルを開いた時、CSV の自動検出ができないことがある不具合を修正しました。

  • フィルター ツール バーのインクリメンタル サーチが巨大ファイルでも使用可能になりました。

  • マクロの Find メソッドで検索文字列が空の場合にエラーが発生する不具合を修正しました。

  • UTF-8 (BOM付き) ファイルからの検索で、検索結果に BOM が付いてしまうことがある不具合を修正しました。

  • [マクロのカスタマイズ] ダイアログに関する不具合を修正しました。

  • 特定の条件で、アウトライン バーの表示がちらつく不具合を修正しました。

  • 特定の条件で、プロジェクト プラグインのパラメータ情報が表示されない不具合を修正しました。