Version 19.8

2020年 4月 24日

一般の新機能

  • uchardet (Mozilla 文字セット検出のフォーク) を使用するオプションを追加し、ファイルを開く時に自動検出オプションを使用した場合のファイル エンコードの自動検出を改善しました。

  • ファイルを指定バイト数毎に改行コードで分割することができるようになり、また複数ファイルを開く際に開かれた各ファイルに対してマクロを実行できるようになりました (新しい [高度に開く] コマンド)。この機能は、改行を含まない固定長レコードのデータ ファイルを各レコード毎に改行を挿入して開き、マクロを使用して CSV形式に変換したい場合に便利になります。

  • 新バージョンは CSV フォーマットの変換をマクロに記録できるようになりました ( ConvertCsv メソッド) 。

  • 2 個の文書を比較時の並べたウィンドウの動作を改善しました。例えば、比較時に並んだ片方のウィンドウを最小化すると、他方のウィンドウも同時に最小化します。また、Windows 10 では、並べた 2個ウィンドウ間の表示上の隙間を無くしました。

  • 非常に暗いモードを追加しました (Windows 10 Build 17763 以上のみ)。Windows API はデスクトップ アプリに対してダーク モードを正式にサポートしておらず、この機能はまだベータ段階です。将来の Windows のバージョンではサポートされなくなる可能性があります。

  • Unicode Standard Annex #15 Unicode Normalization Forms」で定義された Unicode 正規化のためのコマンドを追加しました。

  • ハングルの字母の正しい連なりを合成して表示するためのオプションを追加しました。このオプションを有効にすると、例えば、「ᄒ ᅡ ᆫ ᄀ ᅳ ᆯ」(空白は無し) は、「한글」と表示されます。このオプションは、古ハングルを正しく表示するためにも有効です。

  • 正規表現による複数行の検索や置換を高速化しました。

テスト結果:

v19.6

v19.7

v19.8

v19.6 と比較

複数行の正規表現を置換

54.1 秒

24.0 秒

18.1 秒

3.01 倍に高速化

\* テスト条件は Version 19.7 と同じ。

新しい設定

  • [高度に開く] ダイアログ ボックス を追加しました。

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [表示] ページ に [非常に暗い (ベータ)] チェック ボックスを追加しました。

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [ファイル] ページ に、[[すべて検出] オプションが設定されている時、uchardet を使用してファイル エンコードを検出する] チェック ボックスと [US-ASCII をシステム既定エンコードで開く] チェック ボックスを追加しました。

  • [複数列で並べ替え] ダイアログ ボタンは、 [高度な並べ替え] ダイアログ ボックス に名前が変わり、CSV 文書でなくても複数の条件を定義できるようになり、[高度なオプション] ボタンを追加しました。

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [並べ替え] ページ に [出現頻度で並べ替える時、同じ文字列をグループ化する] チェック ボックスを追加しました。

  • [ファイルから検索] ダイアログ ボックスの [高度] ダイアログ ボックス に [ファイル名にエンコード名を追加する] チェック ボックスを追加しました。

  • スタート ウィンドウに [今後、これらの新しいオプションを表示しない] チェック ボックスを追加しました。

  • [スタート ウィンドウのカスタマイズ] ダイアログ ボックス に [最も古いバージョン] ドロップ ダウン リスト ボックスを追加しました。

  • [カスタマイズ] ダイアログ ボックスの [テキスト レンダリング] ページ に [ハングルの字母を合成して表示する] チェック ボックスを追加しました。

新しいコマンド

プラグイン API の新機能

マクロの新機能