Version 20.1

2020年 9月 1日

一般の新機能

  • CSV フォーマットに関連付けられている引用符を変更できるようになりました。既定の CSV フォーマットの一覧に Concordance ロード ファイル (DAT) のフォーマット を追加しました。

  • 既定では、Textの設定のプロパティで、新規作成時のエンコードを UTF-8 (BOM無し) に、[UTF-8を優先する] オプションをオンに変更しました。これで既定では、US-ASCII のファイルは UTF-8 (BOM無し) として開かれるようになります。

  • コマンド ライン /l、/cl オプション を拡張し、負の数で、最終行からの行数、または行末からの桁数を指定できるようになりました。

  • 新バージョンでは、既定でクリップボードの履歴で選択した文字列を履歴の最新の位置に移動し、現在のクリップボードを選択した文字列で置き換えます。

  • 開始フィルターと終了フィルターのオプションを高度なフィルターに追加して、複数行の範囲だけフィルターを設定できるようになりました。

  • [ジャンプ] ダイアログ ボックスでファイル位置でジャンプ先を指定することができるようになりました。[ジャンプ] ダイアログ ボックスで [ファイル位置] を変更すると、ジャンプ先を確定する前に [行] と [桁] が更新され、その逆も同様です。

  • 64 ビット版では、ee128.exe、ee256.exe、ee512.exe は DLL (ee128.dll、ee256.dll、ee512.dll) としてリビルドされました。32 ビット版では、ee128.dll がインストールに追加されました。

  • ファイル EECommon.dll をインストールに追加しました。

  • CSV 文書で選択セル内の数字の合計を表示できるように、[合計] マクロを更新しました。

  • 巨大ファイルを開く動作をマルチスレッド化により高速化しました。

テスト結果:

v20.0

v20.1

比較

巨大ファイルを開く (最初)

15.3 秒

5.97 秒

2.56 倍に高速化

巨大ファイルを開く (2回目)

3.58 秒

0.781 秒

4.58 倍に高速化

\* 2.70 GB、2 億行、ASCII ランダム データ ファイル。16 スレッド、Windows 10 (64-bit)、Core i9-9900K、32GB RAM、2TB SSD。「最初」と「2回目」は、それぞれ Windows を再起動後に、最初と2回目にファイルを開くことを意味します。通常、2回目の方が最初よりも Windows のキャッシュのメカニズム により速くなります。EmEditor は、ファイルのオープンを高速化するために一時ファイルを残しません。

新しい設定

  • [カスタマイズ] ウィンドウの [ウィンドウ] ページ に [新しい上下/左右グループを接合する] チェック ボックスを追加しました。

  • [カスタマイズ] ウィンドウの [CSV] ページ に [引用符] テキスト ボックスを追加しました。

  • [高度なフィルター] ダイアログ ボックス に [開始フィルター] チェック ボックス、[終了フィルター] チェック ボックスを追加しました。

  • [ジャンプ] ダイアログ ボックス に [ファイル位置] テキスト ボックスを追加しました。

  • [カスタマイズ] ウィンドウの [編集] ページ に [クリップボードの履歴で最近使用した文字列を最初に移動] チェック ボックスを追加しました。

プラグイン API の新機能

マクロの新機能