Sort メソッド (Document オブジェクト)¶
文書を並べ替えます。
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[JavaScript]¶
document.Sort( strColumns, flags, strLocale );
[VBScript]¶
document.Sort strColumns, flags, strLocale
パラメータ¶
strColumns
(CSV 文書がアクティブの場合、カンマで区切られた列の 1 を基底とするインデックスと) フラグの組み合わせを指定します。この文字列は空にすることはできません。フォーマットは以下の通りです。
例えば、"1>A+,3>N-" は、1 列目がABC順で 3 列目が数字の大から小へ並べ替えることを意味します。この文字列は空にすることはできません。
構文:
[n >] option (+/-) [, n > option (+/-) , ...]
n>: 1 以上の整数の後「>」サインを続けます。CSV 文書の指定する列で並べ替えます。CSV 文書でない場合、または行全体を並べ替える場合、このフィールドは省略することができます。
option: 以下のテーブルから並べ替えオプションを選択します。
A | テキストを並べ替えます。 |
D | 日付と時刻で並べ替えます。 |
I | IPv4 アドレスを並べ替えます。 |
P | IPv6 アドレスを並べ替えます。 |
L | 文字数で並べ替えます。 |
N | 数字を並べ替えます。 |
O | 出現頻度で並べ替えます。 |
V | 逆順に並べ替えます。 |
W | 単語数で並べ替えます。 |
(+/-): 以下のテーブルから並べ替えオプションを選択します。
+ | 昇順。 |
- | 降順。 |
例:
A+ | 行全体のテキストを昇順で並べ替えます。 |
N- | 行全体の数字を降順で並べ替えます。 |
1>A+,3>N-" | 1列目のテキストを昇順で並べ替え、その後 3列目の数字を降順に並べ替えます。 |
1>A+,3>D-,2>W- | 1列目のテキストを昇順で並べ替え、3列目の数字を降順に並べ替え、その後 2列目の文字列を単語数で降順に並べ替えます。 |
flags
次の値の組み合わせを指定します。
eeRemoveDuplicates | eeSortColumns と共に指定されている場合、指定行の重複するセルを削除します。 |
eeSortBinaryComparison | ロケールを無視して、高速にバイナリ比較を行います。 |
eeSortColumns | 列を並べ替えます。これが指定されていない場合、行を並べ替えます。 |
eeSortDigitGrouping | 数字に桁区切りを許可します。 |
eeSortDigitsAsNumbers | [AからZへ並べ替え] コマンドまたは [ZからAへ並べ替え] コマンドを使用時でも、数字が数として扱われます。例えば、「2」は「10」の前に並べ替えられます。 |
eeSortGroupIdentical | 出現頻度で並べ替える時、同じ文字列をグループ化します。 |
eeSortIgnoreCase | 大文字と小文字を区別しないで並べ替えます。 |
eeSortIgnoreKanaType | ひらがなとカタカナを区別しないで並べ替えます。 |
eeSortIgnoreNonSpace | 場所を取らない文字を区別しないで並べ替えます。 |
eeSortIgnoreSymbols | 記号を無視して並べ替えます。 |
eeSortIgnoreWidth | 半角文字と全角文字の違いは無視されます。例えば、「Cat」と「cat」は同一とみなされます。全角文字は中国語と日本語の文章で使用されているフォーマットです。 |
eeSortIgnorePrefix | 数字を並べ替える際、先頭の数字以外の文字は無視されます。 |
eeSortInspectNotSelOnly | 箱型選択または複数選択が存在する時でも、行全体を調べます。strColumns パラメータが指定されている場合、このフラグは無視されます。 |
eeSortLengthView | [短い文字列から長い文字列へ並べ替え] コマンドまたは [長い文字列から短い文字列へ並べ替え] コマンドを使用時、全角文字が2文字として扱われます。 |
eeSortRemoveEmpty | eeSortColumns と共に指定されている場合、空のセルを削除します。 |
eeSortSelectionOnly | 選択された行のみ並べ替えます。 |
eeSortStable | 常に順位の位置関係を保ったままソートを行います。このフラグが指定されていると、指定されていない場合に比べて、通常、遅くなります。 |
eeSortStringSort | 句読点が記号と同様に扱われます。 |
eeSortUnquoteCells | CSV 文書で引用符を取り除いた文字列で比較します。例えば、セル文字列が "a""b" の場合、実際に比較する文字列は a"b になります。 |
strLocale
並べ替えで使用するロケールを指定します。これが空の場合、カスタマイズ ダイアログ ボックスで指定されているロケールを使用します。
戻り値¶
戻り値は、見つかった重複行の数になります。
バージョン¶
EmEditor Professional Version 16.4 以上で利用できます。