FindInFiles メソッド (Editor オブジェクト)

指定するパスの複数のファイルから文字列を検索します。検索したファイルの一覧は現在のウィンドウに表示されます。ファイルを保存していない場合は、ファイルを保存するかどうかを選択するメッセージ ボックスが表示されます。ユーザーが途中で処理を中止した場合、エラーを発生します。

[JavaScript]

nFound = editor.FindInFiles( strFind, strPath, nFlags, [ nEncoding, [ strFilesToIgnore, [ nExFlags, [ nLimit ] ] ] ] );

[VBScript]

nFound = editor.FindInFiles strFind, strPath, nFlags, [ nEncoding, [ strFilesToIgnore, [ nExFlags, [ nLimit ] ] ] ]

パラメータ

strFind

検索する文字列を指定します。

strPath

検索するパスを指定します。ここには、\* または ? のワイルド カードを含めて指定することができます。複数のファイルを指定する場合は、; で区切ります。

nFlags

次の値の組み合わせを指定します。

eeFindOpenDirect

ファイルから検索の結果を一覧としては表示せずに、検索文字列を含むファイルを直接開きます。eeFindOpenFilter または eeFindOutput と組み合わせて指定できません。

eeFindOpenFilter

ファイルから検索の結果を一覧としては表示せずに、検索文字列を含むファイルを直接開き、さらにフィルターに検索文字列を設定します。eeFindOpenDirect または eeFindOutput と組み合わせて指定できません。

eeFindOutput

ファイルから検索の場合、検索結果をアウトプット バーに表示します。eeFindOpenDirect または eeFindOpenFilter と組み合わせて指定できません。

eeFindRecursive

サブフォルダも検索します。

eeFindReplaceCase

大文字と小文字を区別して検索します。

eeFindReplaceEscSeq

文字列をエスケープ シーケンスで指定します。eeFindReplaceRegExp と組み合わせて指定できません。

eeFindReplaceIgnoreFiles

strFilesToIgnore で指定する名前のファイルまたはフォルダを無視します。

eeFindReplaceOnlyWord

単語のみを検索します。

eeFindReplaceRegExp

文字列を正規表現で指定します。eeFindReplaceEscSeq と組み合わせて指定できません。

eeFindSaveHistory

検索した文字列を履歴に保存します。

eeOpenDetectAll

すべて自動検出します。

eeOpenDetectCharset

HTML/XML の Charset を検出します。

eeOpenDetectUnicode

Unicode サイン (BOM) を検出します。

eeOpenDetectUTF8

UTF-8 を自動検出します。

さらに、次の値のどれか1つを指定することができます。

eeFindFileAndMatched

ファイル名と一致した文字列が結果として表示されます。

eeFindFileLineAndMatched

ファイル名、行番号、一致した文字列が結果として表示されます。

eeFindFileNamesOnly

見つかったファイルのファイル名だけを結果として表示し、検索した文字列を含む行の内容は表示しません。

eeFindLineOnly

検索した文字列を含む行の内容だけが結果として表示されます。

eeFindMatchedOnly

一致した文字列のみが結果として表示されます。

nEncoding

開くファイルのエンコードを指定します。 エンコード定数 から選択するか、または Windows で使用されるエンコードを指定します。0 を指定するか省略すると、検索されたファイル名に関連付けられている設定のプロパティに指定されているエンコードが使用されます。

strFilesToIgnore

nFlags に eeFindReplaceIgnoreFiles を指定した場合、無視するファイルまたはフォルダの名前を指定します。ここには、\* または ? のワイルド カードを含めて指定することができます。複数のファイルを指定する場合は、; で区切ります。

nExFlags

次の値の組み合わせを指定します。ただし、eeExFindRegexBoost と eeExFindRegexOnigmo は、どちらか一方のみ指定できます。どちらも指定されない場合には、既定の正規表現エンジンを使用します。

eeExFindCountFrequency

結果より頻出文字列の表を作成します。eeFindLineOnly または eeFindMatchedOnly と組み合わせて使用します。

eeExFindFuzzy

あいまい一致を使用します。

eeExFindNumberRange

数値範囲表現 に一致します。このフラグは、eeFindReplaceEscSeq または eeFindReplaceRegExp と一緒に指定することはできません。

eeExFindOutputEncoding

ファイル名にエンコード名を追加します。

eeExFindRegexBoost

正規表現エンジンとして Boost.Regex を使用します。

eeExFindRegexOnigmo

正規表現エンジンとして Onigmo を使用します。

nLimit

一致の数がこの数字に到達すると、EmEditor はファイルの検索を終了します。0 を指定するか省略すると、EmEditor はファイルの検索を終了しません。

戻り値

戻り値は検索したすべてのファイル内で一致した文字列を含む行数になります。

バージョン

EmEditor Professional Version 4.02 以上で利用できます。