Editor_BatchFindReplace

複数の文字列を検索または置換します。このインライン関数を使うか、または EE_FIND_REPLACE メッセージ を直接送ることができます。

HRESULT Editor_BatchFindReplace( HWND hwnd, FIND_REPLACE_INFO* pBatchArray, UINT nBatchCount, UINT64 nBatchFlags, UINT64* pnTotalCount );

パラメータ

hwnd

EmEditor ビューまたはフレームのウィンドウ ハンドルを指定します。

pBatchArray

FIND_REPLACE_INFO 構造体 の配列へのポインタを指定します。

nBatchCount

pBatchArray パラメータで指定された FIND_REPLACE_INFO 構造体の数を指定します。

nBatchFlags

[in] 次の値の組み合わせになります。

定数

説明

FLAG_FIND_AROUND

文末(文頭)まで検索したら、文頭(文末)に移動する。

FLAG_FIND_BOL

正規表現「^」が選択の最初に一致することができます。

FLAG_FIND_BOOKMARK

見つかった行にブックマークを設定します。

FLAG_FIND_COUNT

文字列の一致する数を数えます。

FLAG_FIND_COUNT_FREQUENCY

抽出の結果より頻出文字列の表を作成します。FLAG_FIND_EXTRACT と FLAG_FIND_OUTPUT_DISPLAY と組み合わせて使用します。ウィンドウのタブが有効である必要があります。

FLAG_FIND_EMBEDDED_NL

CSV文書に埋め込まれた改行コードを検索し、その他の改行コードは検索しません。

FLAG_FIND_EOL

正規表現「$」が選択の最後に一致することができます。

FLAG_FIND_EXTRACT

見つかった行を抽出して新規文書を作成します。

FLAG_FIND_FUZZY

あいまい一致を使用します。

FLAG_FIND_LOOKAROUND

選択範囲のみの正規表現を使用する検索で周辺を見ます。

FLAG_FIND_NEXT

カーソル位置より下方向に検索します。これが指定されていない場合、上方向に検索します。

FLAG_FIND_NO_PROMPT

検索する文字列が見つからなくてもプロンプト ダイアログ ボックスを表示しません。

FLAG_OPEN_DOC

同じフレーム ウィンドウ内に開いているすべての文書から検索します。

FLAG_FIND_OUTPUT

抽出結果をアウトプット バーに表示します。FLAG_FIND_EXTRACT と組み合わせて使用します。

FLAG_FIND_REGEX_BOOST

正規表現エンジンとして Regex.Boost を使用します。

FLAG_FIND_REGEX_ONIGMO

正規表現エンジンとして Onigmo を使用します。

FLAG_FIND_SAVE_HISTORY

次の検索用に、検索文字列を保存します。

FLAG_FIND_SEPARATE_CRLF

CR と LF を区別します。

FLAG_FIND_SEL_ONLY

選択範囲のみ検索します。

FLAG_REPLACE_ALL

すべて置換します。

FLAG_REPLACE_SEL_ONLY

すべて置換の場合に選択範囲のテキストのみを対象とします。FLAG_REPLACE_ALL とともに指定する必要があります。

pnTotalCount

[out] nBatchFlags が FLAG_FIND_COUNT, FLAG_FIND_BOOKMARK, FLAG_FIND_SELECT_ALL, FLAG_FIND_EXTRACT または FLAG_FIND_FILTER を含んでいる場合、見つかった文字列の数を受け取る変数へのポインタを指定します。

戻り値

検索文字列が見つかると S_OK を返し、見つからないと S_FALSE を返します。エラーが発生すると負の値を返します。負の値には、ユーザーが検索を中止した時の E_ABORT、そして致命的なエラーが発生した時の E_FAIL を含みます。

バージョン

Version 19.9 以上で利用できます。